2009年10月31日土曜日

人の見た風景を翻訳し可視化する?

一昨日の山歩きで、アオリレンズを使って太くて高い樹木を撮る場合の
アプローチの仕方に気付きがあった、
つまりボクの通常のアオリレンズ使用法と真反対のパースペクティブ強調手法で
巨木感を強調できるっと、、、とりあえず一昨日と昨日は両論併記。
余裕がある限り、両方の手法で撮影しておいた。
ボクの手法は端正に可視化し、反対の手法は戯画化のように可視化するのだが
戯画のほうが、「吹きだし」に説明を入れるとわかり易いと気付いた。
いずれにしても使うレンズは新型TSE17mmと24mmが圧倒的なのだが
そこでまた落とし穴を発見。
ボクは目で見た風景を写真にする事をひとつの翻訳(可視化)だと思っていて
見た人がどう感じたか?を意訳した写真を撮る方がベターな仕事だと思っている。
昨日の案内人=自然環境の専門家が「ココがイイ」という風景、
ココのどこがイイのか?を聞いてから撮ることにした、
そうすると、その人の感じている?見ている?風景観は
どうやら広角レンズではなく
望遠または準望遠レンズの視覚のようだと気付く。
この道30年の僕が言うのも情けないが、その「翻訳」面白かった。

、、、おっと、ココまで書いてまた気付いたコトあり
つまり翻訳し可視化する作業こそ、森山大道ら70年代プロヴォーグの面々が
嫌っていた「観念のイラストレーション」という作業そのもの、
んーん、難しいが、それが「仕事=任務」なのだから、上手にすり抜けねば。
翻訳や可視化と言う局面に入りこまぬように「仕事」するのが
さらに上手いやり方なのだろうとも、思う。

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