2020年12月17日木曜日

伊豆大島/三原山/裏砂漠旅行キャンセル・Kodachrome(コダクローム)→ Foveon(フォビオン)

「Go to」一時停止に伴い、伊豆大島/三原山/裏砂漠旅行をキャンセルしたが、実は微妙に気分が「萎えて」いたのも事実、正直「ホッと」している。NHK「ブラタモリ」で見た裏砂漠の風景が旅行の引き金だったんだけど、じゃあ何を撮るの?という部分で、きっとこのレンズでこう撮るだろうなという予測が、あまり面白くなかった。迷いがあると言うよりは、写真欲が減退している。この年令になって僕が撮る写真はもっと日常的だったり、普遍的だったり、少なくとも単なる紀行写真じゃないと思っているが、まだ結論だったり方向性が見えないんだ。


フィルム時代、大判(4x5~8x10)以外、特に35mmではカラーならKodachromeというちょっと「通」な 渋めのフィルムを使うことをポリシーにしていた。90年代あたり温調のエクタクロームが発売されてからはそれ、その後印刷会社が仕事で使うフィルムに富士のプロビアを推奨したのでプロビアに変更もしたが・・・
時代がデジタルカメラに代わって、当初仕事ではCanon製ベイヤーセンサーカメラを使っていたが、2008年にシグマから発売されたDP-1というカメラですっかりFoveonセンサーと言うかなり特殊で「通」なセンサーの画質の虜(プライベートユース)になってしまった。DP-1はその後ベイヤーセンサーの解像度アップに伴いメリットが小さくなったので手放したが、解像度をアップして新発売されたDP1&2Merrellシリーズで再度入手、その後ごく短期間一眼レフ機のSD1Merrellを含め、ミラーレスのsd1QuattroHまでプライベートスナップのメイン機として愛用(仕事に使える柔軟性はない)。フルサイズFoveonの発売計画遅れの発表を期にsd1QuattroHは手放したが、Foveonラブな意味でdp1&2Quattroを買い直し、今も現役。フルサイズ新Foveonに期待した部分は、いつになるのか判らないという事情と、DPreviewでの画質比較から今年の3月、富士のGFX100という天下無敵の解像力番長カメラに変更、今に至る。
何を言いたいのか?というと、フィルム時代のKodachromeから高感度は苦手だが、解像度の高い、発色は渋い画質が好みだったということ、それがそのままFoveonに代わったという僕の遍歴だった。

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