2009年3月11日水曜日

愛知県立芸術大学卒展

水曜日の今日、栄にある某カフェ、撮影の下見。
ならば、近くで昨日からやっている「愛知県立芸術大学」の卒展
知ってる学生から、ご案内もいただいているので、のぞいてみた。
(その学生のことは以下で書いた、)
http://nambu-web.blogspot.com/2009/02/blog-post_22.html
昨日は金沢、今日は愛知と、芸術(?)三昧である。
というか、昨日感じたイロイロな事が頭の片隅に残っているうちに
若者の作品を見られたらイイなっと、
知ってる学生は、デザインコースに在籍しながら
写真が好きで、モノクロ(ゼラティン・シルバーではない)プリントを出品すると聞いていた。
出品プリントではないが、イメージのいくつかは事前に拝見していた。
彼女の作品、小さいながら存在感のあるプリントで気に入った。
もともと、下のトピに書いたMz氏にサイアノプリントを習っており
氏から、卒業後の就職がらみで紹介をされたのが馴れ初めだった。
そして、氏曰く、彼女の写真、なんとなく僕の写真に似ている、、、たしかに!
(多分モノクロ中心の点や、フォーマットや、モチーフが)
だから、僕は彼女の写真は好きだった。
ま、彼女のことはこれぐらいにしておいて
実は、昨日に続き
本来の目的以外に、強いインパクトを受けた作品があった。
買いたいとさえ思わせるその作品は、立体。
(僕が欲しいと思った理由は、オブジェとしてではなく撮影用フィルターとして)
具象ではなく、あえて言えば衝立。
黒いストローをハニカムグリッドのように束ね、衝立状にしたものだった。
その衝立を通して物や景色を見ると、
まさにハニカムグリッド越しに風景を見るような感じ。
実在する風景が、ストロー一本一本の単位で、デジタル化された映像のようにも見える。
さらに、そのストローは「芸術的」に長さを変えてあり
ストローに正対した部分以外は、だんだん暗く見えるのだが
その、シェーディングの具合が幾何学的でなく、面白い!

ちなみにその作者は、
愛知県立芸術大学美術学部学士卒業の松野実香さんという人らしい。
作品名は、「近くて遠い向こう」。
もう一つ別の作者の、流木を組み合わせた彫刻が素敵だった。
当然、写真は撮れず言葉の説明だけで申し訳ない。
全体を通して、若者の意識と仕上がりレベルの高さに
刺激され、尊敬する気分さえ感じた卒展だった。
3月15日までやっているので、お近くで時間のある方にはお勧めである。




いいモノを見せていただいて、
もう一つ試してみようと、
その美術館に、新しくオープンしたと聞いているレストラン=10階にある「Wolfgang Puck」で

遅めのランチ。
「アカデミー賞公式シェフがプロデュースする本格カリフォルニアレストラン」と
謳っているので、味には期待していなかったが
怖い物見たさで落ちてみることにした。
まったくその通りで、不味いとは言わないが
自慢のパックハンバーガーにフレンチフライをつけて、¥1500!
(飲み物つき、内容とロケーションを考慮すれば高くない)
結論的には、無駄に高カロリーを取ってしまったと、反省。
レストランを出て見えた窓からの雲
アートな気分になっていた僕は、アーティスト気分で喜んで撮った↑。

美術館地下の本屋には、僕の写真集も置いてあるはずだったが発見できず。
(売れたのかな?)
そうそうたる写真集の間にあっても、こっ恥ずかしくなるだけだったかも?
森山大道と蜷川実花は、別格で大きなスペースを割かれていた。
森山のTシャツ、悪くはないがコッ恥ずかしくて着られない。
蜷川実花は、お勉強用に一冊=彼女を特集した「ハイファッション」を買った。
この二人は、荒木も含めて日本写真界のブランドだね!
杉本博司も、相当なブランドらしいが、、、

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