2013年9月15日日曜日

ギャラリー四軒ハシゴ









本日の日曜日、台風接近で悪天候予測から
予期せぬ休日になった、、、今晴れてるけど。
なので、忘れないうちに9月12日に
四軒のGalleryハシゴした件覚書きしておくことにした。
まずは、写真を載せさせて頂いた久野さんの展覧会。
作品はオブジェというか、アクセサリーというか、パーツというか
一言では言い表せないんだけど
久野さんのこれまでの舞台衣装や、
ショップに置いてあったモロモロを見たことがあればナルホドな感じ。
パーツと書いたのは、インスピレーションから作った要素を形にして
展示されている感じで
本来なら、もっと大きなものにまとめるための
アイデアのプレゼンテーションのようにも見えた。
なにより僕にとって嬉しかったのは
写真撮影&公開の許可を快く承諾していただけたこと。
前にも他のGalleryで経験があるけど
カメラマンにとって、立体作品を自由に撮ってイイ作品展はサイコー
少なくとも僕にとっては、写真に撮ることで見るという行為を完遂できると
思っている。
その日、初めに訪れたのは名古屋・栄にあるトップカメラという量販店地下で
催されていたH氏の写真展
H氏と面識はないが、精力的に女の子写真を撮っていることは
ネットで知っていた。
H氏がいわゆるプロのカメラマンではないことは予想していたが
そこいらのプロじゃ撮れないほどのパワーとお金がかかっている写真群。
彼は多分そうじゃないと言うだろうが、ヴィトンなどの
ブランドimage広告を目指している感じ、とにかく脱帽。
会場はモデルと思しき綺麗な女子が受付に立ち
他にも綺麗どこ、業界人風の人々でごった返す勢い。
突っ込みどころはたくさんあるけど、あのパワーは凄い。
マ、僕とは縁のない世界だけどね。
久野さんの展覧会をはさんで次は茶畑さんのイラストを4GATSで観た。
13年ぶりに手書きのイラストだそうだ。
僕は茶畑さんのインクで描かれた静物画が好きなので嬉しかった。
ただ、昔より線を太くした?
最後に訪れたのは、2週間ほど前に一度見ている山本昌男氏の写真展。
彼のこの写真展にインスパイヤーされ
デジタルプリントを改良実験したのだったが
意外なことに、彼の銀塩プリントより
今回初めて見た丁寧に印刷された印刷物のほうが僕は好きだった。
なんだか本末転倒なプリント実験になってしまった印象だが
いろいろ、感じさせてもらってそれはそれで楽しかった。
彼の写真は、そのプレゼンテーションも含めて
ファインアートビジネスという世界の存在なんだとあらためて感じた。
ギャラリーオーナーを含めて、他の写真家の話などできたのは楽しかったが
そのオーナーの写真感というか、写真の知識には微妙な違和感を覚えた。
要するに、彼らの感覚がまさに今のアートビジネスなんだろうなという違和感。
アーティストだって生活者なんだから、お金も必要なんだけど
アーティストがアートをビジネスにするのは美しくないと思ってしまう。
そして、行き詰まりを感じさせる「流木」の写真シリーズは
前に写真家KさんあてにFBコメントで書き送った通りの感想。
よ~く見ると、ファインアートらしからぬ解像感ですらあった。
とはいえ、彼のプリントが
世界の美術館やコレクターに高く買われていることは事実で
奇妙に懐かしい気持ちを掻き立てられた奇妙な写真に目が停まったのも事実。
勉強になった!
杉浦くん、また文章長くなってすみません。
それにしても写真って難しい。

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