いまひとつ「書き気」が湧かぬまま、日々は過ぎすでに一週間以上。
先週の日曜日は友人が手に入れた「北のカナリアたち」という映画と
主演の吉永小百合のトークショーのチケットで生「吉永小百合」を見た。
映画の段階から、もう70歳に近い彼女の脚がまったく老いを感じさせないことに
驚きながら見ていたが、68歳にしてアラフォーでも通る瑞々しさ。
映画は構成に違和感を覚えながらも面白かった。
吉永小百合を近くで見たい気分が先行した友人について
前から二列目だが、下手側端っこの席から見た映画は
うちのホームシアターのほうが綺麗なんじゃね?という感じだった。
イマドキのシネコンはデジタルプロジェクターが主流だと思うが
その会場はフィルム上映、フィルムって微妙にブレるんだなっという感想。
昨日は某モデル事務所の新人発掘イベントで
モデル体験撮影会というのをやった、マ15,16,17歳の
少女たちに原石を探す作業は楽しい。
嬉しかったのは、撮りたての写真を見て
付き添いの母親が「うちの娘じゃないみたい、カッワイイ!」と言ってくれたこと。
この言葉はカメラマン冥利に尽きる。
今朝は先週半ばに続いて、インクジェットプリントの改善実験の続き。
発端は現在開催中の山本昌男氏の写真展。
酔った勢いでその写真展を紹介してくれた写真家M氏に
ネガティブな感想をメールした手前、山本氏の銀塩プリントに迫るインクジェットプリントを作ろうと思い立ったことだった。
とはいえ、そう簡単なことでもなく
成果は上がっているが、決定的ではなく
手法上避けて通れない画質劣化の問題とか
インクジェット用紙が持っている特性的限界とかで行き詰まりを感じている。
その方法は、僕独自のものではないけど
かなり面白いので、企業秘密的に内緒。
この実験を始めて気づいた大きな問題点は
僕の大好きなピクトラン局紙という高級インクジェット用紙に
今まで気づかなかった微細なヒビ割れ状のムラを発見。
多分、用紙の面状に由来していると思うのだが
アレほど気に入っていたその紙への想いが一気に冷めてしまった。
逆に、非常に微細なヒビ割れ状のムラなので
A4以上、大きければ大きいほど目立たないという逃げ道も納得した。
実験は紙・インク共に節約するためハガキサイズにプリントしていたので
これまで気づかない微細なムラを発見できたわけだ。
でも、ピクトラン局紙に代わる作品用出力紙にアテはなく
ちょっと困った、そう言いながら明日納品するA2店内貼りポスターは
ピクトラン局紙で焼いている。
酔った勢いといえば、昨夜も知人の若いカメラ女子が
件の山本昌男氏の写真展についてFBで褒めていた部分に
突っ込んでしまった、、、まったく困ったオジイだ。
酔って書き込むと、遠慮がなくなるのは問題だが
書いていることは、僕の本心であることに間違いはない。
そういう否定的な紆余曲折ではあるけれど
彼の写真にインスパイヤーされたことにも違いはなく
僕の反論を確かめるべく、来週半ばにもう一度見てこようと思っている。
そして、K氏やC氏、面識はないがキワモノ写真のH氏も
同時期に展覧会をやっているので、四軒ハシゴする気でいる。
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