もう少しオリンパスE-M1Mark2に思いを馳せてみると、レビューなど読めば読むほど魅力的な機種だと思う。冷静に自分の環境を考えると残念ながらEOSシステムを置き換える、又はもう一つシステムを揃えるのは時期尚早だと思われる。まず、このカメラの最大の魅力はプロキャプチャーモードとレンズを含めたシステムの小型軽量化だが、使える仕事・特性を生かせる仕事が限られており、一番シャッタータイムラグを嫌う仕事では、5000万画素のEOS-5Dsというカメラは必須、なので使うレンズ群を温存することもマスト。逆にオリンパスが活躍する仕事は年に15~20回程度、最低限必要なシステムを組もうとすると予算は50~60万円(サブカメラにE-P5、お気に入りのマイクロ・フォーサーズProレンズ魚眼やパナのG6、パナのレンズ2本持っているのは助かる)必要で、あまり効率がイイとはいえない。さらに言えば、「仕事」を続けるか?が既にカウントダウンに入っているお年頃。医療系取材仕事、ストロボを使えない現場で無音シャッターとプロキャプチャーモードを活かした舞台撮影の仕事が安定的にせめて2~3年続くというなら仕事で楽しめるんだが・・・ 日々のスナップに使えるか?というと、最近「ココ撮れワンワン」という天の声があまり聞こえてこないのと、デイリーに持ち歩くのは現有のE-P5+魚眼で十分。そして失敗カメラシステムだと思っているSIGMAのsdQuattroだが、Foveonという3層センサーの魅力は変わらず、次のFoveonカメラのほうがデイリースナップカメラとして期待できる。
ただし、機材遊びとしては50~60万円かかるとしても、処分するときの差額=損益で考えれば2年程度で20万円程度に収まると予想できるので「アリ」かもしれない。
羽鳥 直志氏rote:
ありがとうございます。α6500に気を取られてE-M1Mark2のことノーマークでした。高感度性能がどの程度か、ローリングシャッターの歪みがどれくらい出るか等細かいことは、買って試してみます。α7S2併用を考えると悩みます。
ナンブ追記:本当はSONYαか、Canonのまだ見ぬフルサイズミラーレスがプロキャプチャーのようなプリキャプチャー機能を実装し、サンプリングが高く質の良いEVFと完全消音撮影をサポートしてくれると「僕達」には嬉しんですけどね。オリの深度合成も魅力的なんですが、オリのレンズのみ対応というのが引っかかります。マイクロフォーサーズレンズを見渡すとパナのほうが魅力的ですもんね。別スレで書こうと思ってますが、マイクロフォーサーズレンズでフルサイズに伍していこうと思うと画素数もいざしらず、レンズの解像度がフルサイズ用レンズの4倍必要になると思っています。ただフリッカーのことを考えると、昨今の照明事情は悩ましい。Canonなどにはフリッカーキャンセルモードがありますが、それをCMOSの電子シャッターでクリアできるのか?僕にはわからない。
ただし、EOSフルサイズミラーレスが出るとして、EFマウントのままでしたらSIGMAのsdQuattroの様なでっかい不格好なものになりそうだし、広角系レンズでの設計自由度を利用することが出来ないので、EFレンズ資産をソコソコ持っている身としては微妙です。そして、マイクロ・フォーサーズのシステム全体としての小型軽量は魅力的なので、やっぱりフルサイズシステムと競合するのではなく、サブシステムとしての立ち位置を確立すべきでしょうね。現在の画素数=解像度で考えると、フルサイズシステムはフィルム時代の中版に匹敵しつつあるので、フィルム時代の35mmシステムという立ち位置だと思います。
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