ノートPCに全画像を収納してきたこの旅行で撮った写真を名古屋に向かう機上で見ていた。例えばヴェネツィアの仮面人の写真、4年前ぐらいだろうか?、「仮面の奥の素顔が見たい」というコンセプトで眼を中心にアップでばかり撮影したことがあった。結果的に気に入った写真が少なかったので「失敗年」と総括したが、今年少しだけその気分を思い出して、眼を狙って撮った写真もあったり、定番EOS+望遠レンズに加え、シグマDPで昨年撮った引きの写真のコンセプトを思い出して撮ってみたり…実はあまりノリが良かったわけではなかったんだけど、撮れてる写真が意外と面白い。世間的な基準の上手に撮れてる仮面写真じゃないけれど、アンチクライマックスなリアル感を僕は感じたり、ロンドンで撮ったやはり一昨年と同じ被写体を撮った写真でも、何て言うか予期せず「外した感」を感じたり、ちょっと面白そうだ。そして、まだざっくりチラ見レベルだが、気に入った写真はほとんど取り回しの悪いシグマのDPで撮ったもので、解像感がイイと言われる一般的な評価、色が褪せ荒れた粒子感さえあるむしろ不評な高感度の画像、だけでは語れない存在感をあらためて感じさせられている。
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