2017年1月15日日曜日

生は偶然、死は必然

この番組を見て、煽っているな!という印象を持った。
まず「死ぬこと」を悪いこと、ウィルスという外敵に殺される酷い事ことと云う価値観で構成されているが本当にそうだろうか?パンデミックが起きて日本全体で60数万人の人が死ぬという「悲惨」な状況を危惧しているが、そんな恐ろしいウィルスのパンデミックが起きた状態で、1億2000万人近い日本の人口の内、死を免れた1億1930万人の力に注目すらしていない。人間の持っている基本的な免疫力には注目せず、あえて言えばたった60数万人に注目する。地球温暖化と同じように、何か「意図」があるのではないかと疑ってしまわせられた番組だった。ウィルス・パンデミック速く広く拡がるようになった原因の一つに地球温暖化が上げられていたのも微妙。哲学・進化論・死生観的な観点で思えば、地球温暖化が18世紀以降の化石燃料使用に起因するとすれば、ソレは「もっと、もっと」という人間の欲望から産まれた・加速したもの、つまり人類が増えすぎた結果のカタストロフィなのかもしれないし、「死ぬこと」を忌むことという原則も、生物が産まれることは「偶然(両性の出会いや生殖、受精や出産が幸運に連鎖した)」だが、産まれた生物個体にとって生が閉じることが「必然」という厳然たる事実から目を背けている、もっとも人を含む生物の遺伝子は個体を乗り移りながら生きつづけるのだが・・・

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