2009年4月14日火曜日

ヤフオク終了、顛末報告。

日曜日に終わったヤフオクの顛末ご報告。
ヤフオクをやっている人も、そうじゃない人も
このような「裏話」的レポートはお役立ちかと、、、ご報告。

上のカメラ、6x12cm左右140度ほどのパノラマ写真が撮れるカメラ

新品定価で、14年前35万円ほどしたもの。
9万円スタートで出品したが入札なし、

結果的には、場外取引で8万円。
ウォッチリストもたくさん入っていたし、12~3万はいくと思っていたので
ちょっと、不本意ではあったが
よさげな人のメールに応え、場外。
このカメラでは、たくさんの作品を撮った。

「静かな生活」掲載のパノラマ写真もほとんどこのカメラで撮ったものだ。
そんな大事なカメラも売っちゃうわけ?、、、まぁね。
すでに昨年、暗室を処分したので
例えフィルムがあっても、プリント(モノクロ)が焼けない、、、焼く気もない。
デジタルでの代替方法は、ほぼ確保済み。
もっとも、最近パノラマ写真への興味は薄くなっているが、、、


↑ハッセル用の望遠レンズ、90000円+で落札されたが
落札者からの連絡がまだなく、少々不安。
10年ほど前に、友人カメラマンW氏から中古購入、、、値段は憶えてないが

落札価格は、「そんなモン」、あまり使ってはいない。
昨年、ハッセル系のボディをすべて処分したので
アダプタを使って、EOSデジタルで使おうと思って残してあったが

使う機会はなく、この焦点距離域ではキャノンレンズの性能もよく
オートフォーカスはほぼ必須なので、今後も使う予定・予測はなく
今回の複数出品の目玉の一つとして出品。

複数同時出品の場合、同じ出品者の他の出品物を見てもらえる可能性が高く
そういう意味では、人気のあるハッセル関連品は目玉になる。
ハッセルやライカ、コンタックスなど、いわゆるブランド物は強い!

下の出品物=フジ680シリーズと比較すると、よくわかる。

↑ネクサスという汎用外部リチウムイオンバッテリーシステム。
デジタル一眼初期、電池のもちが悪く
このようなものも買った、当時で5万円くらいしたが

今は、電池の持ちもよく、必要を感じなくなった。
皆様にとってもそのようで、¥5000スタートだったが
アクセス&ウォッチも数少なく、なんとかお一人¥5000で落としていただけた。
ノートPCや携帯などにも使え、PC用に持っていたが
一昨年、PCをDellに換えた時、Dellのケーブルは特殊で
バッテリーメーカーのラインナップになく、使えないと分かって
放置されていた。


↑下に続くいくつかの出品物の要に当たるフジの6x8cm版カメラ
=GX680の1型と2型のボディを各一台とフィルムホルダなど周辺パーツ。
フィルム装填中枠を4個もおまけ。

これらを含め、フジ680シリーズが今回のメインなのだが
落札価格は期待できない、、、¥30000ちょっとで落ちた。

ではなぜ売るの?
一昨年発売され、導入したEOS1DsMk3の2100万画素で

6x8cmのこのフィルムカメラで撮る仕事を
十分カバーできるようになったことがまず一番の理由。
そんな情勢か、売れなくなったこのカメラ、いつサポートが終わってもおかしくない。
正直言うと、数年前このカメラ用のデジタルバックが発売になったが
予想の¥100万を大きく超え¥240万!
さらにその出来栄えも良くなかったらしく、メーカーは売る気もない様子。
すぐに、ディスコンになってしまった。
今でも、サードパーティ製のこのカメラで使えるデジタルバックはあるが
やはり高価、A1以上の印刷物でないと発揮出来ないその性能を考えると
費用対効果が悪すぎる、、、と言うわけで導入せず。
なので、プラットホームであるカメラをシステムごと処分となった。
事前にオークションの相場は見たが、相当悲惨。
出品者は、その購入価格に未練があるのか高めの出品。
そんな事情を見ていたので、僕は「もってけ泥棒」価格で出品。
ま、「売れてよかったね」としか言いようがない成果ではあった。


↑、今回のメイン出品物=フジ680シリーズのアングルファインダー
普通は上からファインダーを覗くのだが、35mm一眼レフのように
水平に覗くためのアダプタ、、、もらい物なので¥8000で売れて幸い。
ほぼ使っていない。

↑、同じくフジ680シリーズの中望遠レンズ。
仕事でたっぷり使わせてもらったが、綺麗に使っていたので美品!
当時、¥20万ほどしたはずだが、¥25500!で落札された。
この価格が、フジブランドを物語っている、、、だが実力は高い!

↑同じくフジ680用の115mm、かなり特殊な焦点距離ではあるが
わがスタジオでは、モデル全身用に重宝に使っていた。
人気焦点距離じゃなかったが、¥26000!

↑同じくフジ860用広角レンズ、広角が必要なときのために持っていたレンズなので
あまり使っておらず。
広角としてはインパクトがなく、開放F値もF5.6と暗いためか?¥19500.
中国人が落札、決済はまだすんでいない(相手は日本語を使うが、コミュニケーションが微妙)。
他にも一点、中国人が落札してくれた。
この3年ほど、中国人バイヤーと見られる人の落札が多い。
昔日本人が、アメリカの中古市場でライカなどを買いあさったのと似た現象?
僕もインターネットがない時代、アメリカから中古レンズを通販で買ったりした。
最終的に集計して見ると、13点出品し(場外を含め)12点落札され
落札者は10人、 そのうち3人が中国人だった。

↑同じくフジ680用の割りと新しいフィルムホルダ。
マルチ・フォーマット(6x45,6x6,6x8,6x8)対応と言うところが新しく
同じ撮影位置・レンズで、全身と半身など撮り分けるのに使った。
フィルム中枠もひとつおまけ、お値打ちだが、、、たった¥8100!

↑今回の一押し目玉、ハッセルフォーカルプレーン機用の
110mmF2.0、レアな品だが、同時にニッチでもあり、不安も少々。
すこし前に、¥14万ほどで落札された実績を見て出品。
期待に違わず¥160000超え、
もっとも¥14万で落札された品よりは
正規輸入代理店扱い品と条件もよく、
純正品のおまけ(フード、フィルタ、フィルタアダプタ)もつけた。
おまけだけで、別途出品すれば10000円は超えるだろうが、めんどくさい。
ハッセルやライカは、正規代理店のもの並行輸入品かで価格が変わる。
実際、特にハッセルは正規代理店のものでないとメインテナンスで苦労する。
そして、ハッセルは壊れやすいときている!

↑相当ニッチな出品物だ、しかも改造品なのでジャンク扱いで出品。
ワカル人が落札してくれたようで、¥30500!、、がんばった。
一年ほど前に出品した時には、入札ゼロだったのに!
元々、カンボワイドという4x5広角専用カメラにつけて、
6x12cmのパノラマ写真を撮るために購入&改造したものだが
上のレンズ回転式パノラマカメラが本命だったので、それほど使わず。
目的のある人には、いい買い物だと自負している。



↑4x5カメラの後部に取り付け、
ブローニーフィルムで6x9cmの写真を撮るためのアダプタ、
スタジオ物撮り系カメラマンには必須アイテムである。
フィルム使い分けるために、二つ持っていたが綺麗なほうを出品。
¥6950で落札された、価格を見るとすこし悲しいがそんなモンだろう。
もう一つは残したが、実際使う機会は今後も多分ない。
プロカメラマンとして、最低の保険のようなものだ。
ちなみに、4x5インチのカメラとレンズは一式残してある。
この数年、不用になった機材は相当売ったが
それでもまだ、上記4x5のカメラレンズは一式残っているし
そのうち、レンズ2本はかなりレアなマニア受けする一品。
ハッセル用のレンズも3本残してあり、内一本は人気広角レンズ。
もう一本は、ベローズ付き135mmマクロレンズ=相当レアでマニアックな一品。
後一本も、レアではないが人気のマクロレンズ。
35mmコンタックス用ツァイスレンズも数本あり、内一本は広角シフトレンズで
これまたレアなマニア受けモノ!
オークションでも、いい値を付けてくれそうなものばかりである。
フィルムがいつまで供給されるかという時限爆弾はある。
フィルムという物は、生もので
一度作れば、数年持つモノではない、、、つまり安定供給が必須なのだ。
この時代にである。

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