H君という小学校時代の親友と釣りに行こうと
雑木林沿いの道を歩いているボク。
ボクもH君も大人である、H君は忙しい銀行員を辞め
時間はたっぷりある、、、、という2年ほど前に聞いた情報通り。
釣りをするために、2m以上もある竹竿を買って歩くボク。
彼とはまだ釣りに行く約束をしていないので
携帯をかけようとするが、アドレス帳が起動しない。
ボタンがバカになっているのか?
中身が壊れているのか?
使い方を間違えているのか?
雑木林を左に回るあたり、高架下の手前にコンクリートに挟まれた狭い場所がある。
ボクはズボンが下がってきたので、ベルトを緩め締め直そうとそこに入ると
変なオヤジがやはりそこに入ってきて、突然後ろを向いてズボンを下げ座り込む。
「クセー」予感でさっさとそこを出た。
そうこうしていると、左右の雑木林が迫って暗い場所に差し掛かる。
なぜか、ボクは家の方向に戻っている。
多分、電話がかけられないので釣りを諦めたようだ。
暗い場所にさしかかると、付近を歩いていた男が絡んでくる。
金を出せと、刃物で脅すでもなく絡んでくる。
ちょうどボクは何の都合か忘れたが、財布にかなりの万札を持っていて
ヤバイ印象、、、お金を渡すでもなく
男と絡みながら歩いていくと、道が広い場所に出て
ヨロズヤのような八百屋が一軒ポツンとある場所に来た。
店番をしているのは老女がひとり、電話を借りて110番しようとすると
男は八百屋に入り老女を人質のようにするが、老女びくともせず奥に下がってしまった。
外にいるボクと、八百屋の中の男は
そこかしこにある石やスパナ、ハサミなどを
お互い牽制するように投げるのだが、どちらも当たらず、緊迫感もない。
そのうちに八百屋の奥から、屈強というか大柄の多分老女の息子と思しき男が現れ
たちまち、金をせびる男を取り押さえる。
男はすり抜け道を逃げるが、ボクが投げた石が後頭部を直撃
血を流して、道にへたりこんだところをボクが取り押さえた。
ちょうど取り押さえた先で、駐禁をしているミニパトの警官がいて
「今、泥棒を取り押さえている。」と叫んだが、
駐禁に夢中なのか?関わりたくないのか?相手にしてくれない。
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