2010年2月19日金曜日

Venezia Carnevale 2010 photo 仮面祭りの舞台裏

たった一週間の旅行でも、ずいぶんリフレッシュできた。
昨年春以来、不景気を引き金に「引き篭もり気分」だったが
やりたいと思ったことを実行すると、気分が晴れるものだ。

↑夜明け前=午前六時半頃のサンマルコ広場、奥に黒く見える人影はカメラマン。
仮面人達が表れる前は、夜明け前のゴンドラなどを撮っている。
三脚を立ててそういう風景だけを撮っている人もいる。

↓パドヴァで食べたランチ、まずはアンティパストの盛り合わせ。

↓店の名を冠した魚介類のパスタ

↓おすすめのピィツア、全部食べたら「腹一杯」


↑リアルトからサンマルコにかけて、
夜、Cちゃん夫妻をご案内した時に見つけた魅力的なお菓子。
↓サンマルコ広場、早朝セッションの撮影風景


↓の写真、
日本人だと思われるアジア人のVideo撮影クルーが撮っていたモニター画面。
「なんとなく」で申し訳ないが、使っていたVideoカメラは民生用の大型機を2台。
今調べたが、少なくともパナソニックではない。
(印象的な丸型側面メータの形をパナ、ソニー、キャノンの製品で見くらべると、キャノンかな?)
2台並べて三脚に載せ、3D撮影をしている模様。
最近話題の3D用「世界遺産!ヴェネッツィア?」コンテンツでも撮影していたのだろう。
もっとモニター画面を撮ろうとしていたら、
アシスタントディレクターと思われる若者に「ソーリー」と言われ、
レンズの前に立たれる。
立場や事情や気持ちも察することができるので、
「アーハン」みたいに言って、その場は引き下がったが
公共の場で、特別な許可を取っているとも思えぬ状況で「それはないっしょ」
「polizia!」とでも叫ばばよかったか?
いずれにしても、10人近い(多分我が同胞の日本人)アジア人スタッフが
わざわざやって来なきゃならないほどの映像か?
きっと、こんな映像でも
クライアントだのプロデューサーだのがOKを出さないと進まないんだろうな
あー、ヤダヤダ。

さて次も、なんだか大げさな数人のフランス人風撮影隊。
家具をサンマルコ広場に運び込んでいる。
本当に何の撮影だか、最後まで不明だったが
仮面人がこの机に寄りかかって、アマチュアカメラマンに撮影されていたり、、、
そのうち、「アッチへ行け」みたいに追い払われてはいたが、、、



↑多分このカメラがメイン。

↑その画面をパチリ。

↑その彼らの撤収風景、スポンジシートで包まれソコソコ大事な家具の模様。





↑そのクルーの記念撮影を横からパチリしたが
右の女性がメインのカメラマンだと思う、彼女が三脚に固定したカメラをのぞき
左のオニーちゃんがゴミ箱を移動したら、警官だか市役所職員だかに叱られ
元の位置に近い柱の影に隠してったけ、どちらの気持ちはわかりますが、、、
このカメラクルーはレフ板を用意していた、
彼ら以外にレフ板を持ってきていたクルーやカメラマンは見ていない。
記憶は定かでないが、(多分彼らを見て)ボクもレフ板を持ってこなかったことを猛省。
前日スーパーで見た50cm角ほどのアルミシート外装の保冷バックを買った。
翌日以降、これを首から下げてレフ板にした。
Cちゃんの宣材撮影もあるしね、、、でもレフ効果があったかどうかは微妙。

↑なぜこのカメラマンを撮ったか?ボクと同じように膝あてをしてたから
考えることは世界共通?、もう一人片膝だけに膝あてをしてたカメラマンもいた。




↑ボクが通った五日間の早朝フォト・セッションでほぼ毎日目にした
アジア人のおっさんカメラマンとアシスタント。
カメラは新型ハッセル(多分デジタル)、大型のバッテリ駆動ストロボに
ライトボックスをつけ、アシスタントが程よい場所にブームのようなアームで差し出し
無線シンクロで発光させていた、、、贅沢な仕掛け!
出来上がる写真は想像がつく、確実にプロ。
プロでなければ、中国人の金持ちか?
こういう人々を見ていて、
世界有数の観光地で、有名な仮面祭りを撮ったその写真を想像して
ボクが仕事で、それなりに潤沢な予算があって、
やれと言われれば、同じようにやるだろうが
絵ハガキ・カメラマンにはなりたくないとも思った「現場」だった。
(註:上、絵ハガキカメラマンの件、予定調和の絵ハガキカメラマンという意味。)
逆に、こういう「ちゃんとした」スキルを発揮しなければ
「食って」いくのは難しいとも思った、日本人アラカンカメラマンだった。

↑カッコいいお尻のカメラマンだったが、
振り向いたら、かなりオバちゃんだった。
多分フランス人で、すっごく有名な人だったりしてね!
今年のこの現場、ドイツ人やロシア人と思しきカメラマン&仮面人が多かった。
ドイツ人に悪い印象はなかったのだが
ここでの印象では、「要求が多く、なんだか自己中」な感じ。
まっ、そういうのって必要なんだろうけど。
去年までよく見た、「さっと撮って、すっと引く」撮影スタイルが美しい。
そして仮面人は喋ってはいけない、、、という原則も、かなり崩れている。

さて、かく言うボクの現在の状況は、たくさん撮った写真の選択。
昨年=2009年の写真はほぼ未公開、
2007,8年の写真も加えて約100枚ほど選択したいと思っている
この夏、ハウス・エキジビションをしたいと思っているから、、、
だとすると、今年の写真を30枚程度まで絞り込む必要がある、その「絞り込む」作業だ。
正直言って、去年ボクのカーニバル最後の朝
本当に最後に撮ったあの仮面人より魅力的な仮面人に、今年は会えなかった、
去年のその写真が、ボクのヴェネツィア写真のベストだと思っている。
今年(正確に言うと、昨年の最後の朝以降)は、
「ある想い、ある狙い」で撮っていたので、カット数は少ないと思っていたが
イヤイヤなんの、1700枚以上残っていて、ちょっと時間がかかりそう、
今月いっぱい暇なのが「幸い」か?

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