2022年8月15日月曜日

小説「取り替え子/チェンジリング」

もう少し、大江健三郎に付き合おうと思っている。

取っ掛かりは、高校時代の僕を小躍りさせた「日常生活の冒険」の再読だが
考えてみれば、18歳頃の僕が30歳前後の大江が書いた小説を読んだ関係と
60歳代後半になった今の僕が、30歳前後の大江が書いた小説を読むことの
単に年齢・世代の問題だが逆転が面白いと思う事もあった。
そして、「日常生活の冒険」斎木犀吉のモデルだと言われる大江の義兄=伊丹十三に絡んで、
謎の死後(自殺ということになっている)大江が彼のしに触発されて書いた小説「取り替え子/チェンジリング」を読むことは
理にかなっているような気がするし、多分大江が「取り替え子/チェンジリング」を書いたのは、僕の今の年齢に近い頃だったというのも、読もうという動機になる。

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