デルガド・フッシュ言ってもわからぬ人のほうが多いだろうが、スイスのコンテンポラリーダンス・デュオのユニット名だ。一昨日、昨日と現在進行中の「あいちトリエンナーレ2010」で撮影したのだが、ゲネプロなし、リハもカメラをシャットアウトされ、フォトコールは衣装をつけた決めポーズ撮影会といった按配。リハのオフショットも含めて撮影のミッションを請け負っている僕としては、とてもライブ感のある写真など撮れておらず困った。、、、が、普通撮影できない本番公演で音楽が大音量の時の写真撮影と、無音のビデオ撮影は照明卓のあるキャットウォークからならOKと交渉成立。ヴィデオ映像からの静止画切り出しでは画質がイマイチと先日書いた5DMkⅡの出番となった(ちなみにEOSムーヴィーの動画は劇場上映する映画でも使えるほど高画質)。実は今朝からそのヴィデオをコマ送りしながら静止画を切り出す作業をしている。1クリップ当りは10秒足らずながら100クリップほどあるヴィデオ映像を処理するのは結構神経も疲れ、かつ時間もかかる。ランチと休憩を兼ねて、今このブログを書いているというわけだ。まだEOSムーヴィーでのオペレーションそのもの(具体的にはピント合わせと露出調整)に慣れているとは言い難いが、何も撮れないよりは「ウンとマシ」な画像が結構撮れている。知っていながら使っていなかった機能として、ムーヴィー撮影中の静止画撮影。ムーヴィーに約1秒のブランクが出来るとは言え、チャンスと見たら静止画を撮って置けるのは大変便利、しかも普通の撮影に較べライブヴュー中の静音撮影というモードになり音も「ほんとに静か」、高感度画質の良さも加え、5DMkⅡは予想を超えてよく働いてくれている。「感動のないカメラ購入」などと「悪態をついてごめんなさい」というのが正直な感想だ。デルガドフッシュの二人、はじめはリハにもカメラを入れさせてくれず困ったもんだと思っていたが、インタヴューなどで話を聞いていると、とってもフレンドリーでかわいい二人。ガチガチのコンセプト派ではなく、エンターテインメント性もあり僕の好きなタイプ。映像から静止画を切り出していると、単に静止画を撮ったりダンスを見たりする以上に、彼らが何を表現したいのか?に入りこんでいける。もっとも、ああいうパフォーマンスは「表現」や「要約」を言葉に置き換えられるものではないので、同じように一枚の写真に切り出す作業はムズカシイ。例によって画像は公開できないので悪しからず。あっ、唯一アップできそうな超オフショットがあった↓、公演のスタートの合図をだすのに、ステージ記録カメラ(写真右上)に向かって指と拳でキューを出す音楽監督=確かビンセントという名前の外人、、、この人もフレンドリーでカッコいい人だった。ステージ記録カメラの映像は楽屋やバックステージで誰もが見られるので賢いやり方だ。こんなキュー出しも初めて見た。
蛇足だが、今朝はウォーク出勤を計画するも、熱意が暑さに負けて車で出勤。夕方5時半頃までに作業のキリが付けば、ウォークで帰宅も考えている。
追記:5時半頃には納品準備90%終了だったが、女房が「夕方歩くな」っと迎えに来てくれた、、、涼しい夕方に歩くのは理にかなっているので微妙な気分。いずれにしても、明日の朝は歩かねばスタジオには行けん!
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