2010年9月13日月曜日

ヒトが壊れる。

なかなか難しいテーマなので、上手く書けるかどうか?
今日、親戚のあるヒト(個人情報なのでぼかす)を精神科病院に入院させた。その病院、先生、看護師、ケースワーカーといい、印象はすごくいい。病名は「せん妄」、、、一般的には一時的なものなので、精神科病院に入院する必要はない場合が多い。もともと熱中症から血中の電解質濃度=特にNa濃度が低下したのが原因と予想されるが、初めに入院した内科病院が「せん妄」を認知症と誤認し、さらに「せん妄」状態に手を焼き、治療を放棄したので、仕方なく「せん妄」と診断した精神科病院に入院させてもらったというのが「ホントのところ」だ。しかし、傍目にも彼女の意識は夢の中、目の前にある現実を認識(たとえば、ボクが誰だかは認識出来る)はしつつ、彼女の頭の中にあるストーリーを生きているという状態。少なくとも、人間達が正しいとする社会から逸脱していることは間違いない、ある意味壊れ始めている、、、その変化を見ていただけに「ヒトは壊れるもの」を感じた、、、人は壊れたらモノになるのか?
(1971年に自死した写真家=ダイアン・アーバスの「untitled」という写真集は、「ヒトが壊れる」又は一般的に精神が壊れたとされる・一般的には知的障害と言われる「ヒト」とは?という視点で必見、、、スタジオにその写真集あります、Body・魂・精神の関係?バランス?などという問題意識的にも必見かな、並のポートレイトじゃない!)
もう一つ週末、壊れたヒトを見た、正確に言うと自らを壊してしまったヒト、既に生命活動を終え「Body」となったヒト=そして知人だったヒトである。

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