昨日までの3連休のうち二日、あいちトリエンナーレのパフォーミングアーツを撮影していた。演し物はヤン・ファーブルJanFabreのAnotherSleepyDusutyDeltaDay~またもけだるい灰色のデルタデー。アルテミスというギリシャ出身の新人ダンサー、その身体能力もすごいが、歌の上手さというか霊が入った歌いっぷりに仕事ながらかなり感動。
外国のダンスカンパニーやパフォーマーではありがちなんだけど、ゲネプロは無し。フォトコールと呼ばれるプレス向けの演技を15分のみ。ま、そういうこともあろうかと「あいちトリエンナーレ」撮影用に仕込んだEOS-5DMk2=無音動画撮影機。音楽が大音量の時の静音写真撮影も可能だが、今回はすぐ隣にカンパニーの舞台監督がいたのでそれも遠慮した。すでに動画からの静止画切り出しも4回目になるので、コツもつかみだいぶ早く出来るようになった。初めて試したときは、切り出し画像をjpegにしてしまったので画質劣化も目立ったが、2度目以降はtifにしたのが幸いしたか?画質劣化も多少緩和された印象。静止画フォーマットをtifにした以外にも、撮影モードをマニュアルにしシャッタースピードを速めに設定したり細かな改善も効いていると思う。もちろん動画保存の時に圧縮が掛かっているので、どうしても絵としてはビデオ的なのは否めないし、印刷ではA5程度までしか対応出来ない200万画素。今回の演し物では、ダンサーの動きがものすごく速く、かつ移動も多く速い、さらに変化が激しく暗い照明も多い。まったくカメラマン泣かせ・機材デスマッチなんだが、数秒単位で撮ったビデオ映像をコマ送りして静止画を切り出しながら、こんな動きをしていたのか?記憶にもとどめていない動きをいくつか発見(多分、見せ場と予想していなかった部分での動きだったのだろう)その動き、30コマ/1秒で記録されている動画をコマ送りしていくと、動きのピークを見つけることが出来る。つまり理想のシャッターチャンスを「後出しジャンケン」で切り出すことが出来るわけだ。ある意味スチルカメラマン敗北宣言!、、、そして素晴らしいシャッターチャンスの写真を沢山写させてもらった、、、例によって写真を載せれないのが残念、、、演し物は違う(デルガド・フッシュ)が以下のURLの写真、縦横比3:2が写真撮影、16:9(横長)がビデオからの切り出し画像、、、もちろん撮影はボク。
http://blog.aac.pref.aichi.jp/aac/2010/09/000362.html
ずいぶん前に常時画像キャプチャー、シャッターリリースで少し前にさかのぼって画像保存する方式のカメラを予想したが、それができたら同じように「シャッターチャンスレス」になる。または、800万画素スーパーハイビジョン規格の動画カメラでも良い。ただ画質劣化を考えると、RAW動画は必須になると思うし、EVFの高画質化とタイムラグの最小化も当然望まれるだろう。
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