2012年12月23日日曜日

液晶モニターを含む電子ビューファインダの近未来的可能性

オリンパスE-PL5を使い始めて数日、基本的な使い方は
アートフィルターという特殊エフェクトを
ダイナミックトーンのモノクロ+Rフィルター仕様に設定。
操作性を自分好みにカスタマイズして登録したものとセットにし
モードダイヤルの「iAOTO」というポジションに設定している。
つまり「iAUTO」にダイヤルをセットすると
ダイナミックトーンモノクロ撮影体制に即座に入るわけだ。
RAW+jpg画像を保存する設定なので
後から別のアートフィルター適用も含め
どうにでも加工できるRAW画像も同時に保存される。
ちなみに「P」モードには、同じ操作性カスタマイズでナチュラルカラーの
モニター像を見ながら撮影するように設定した。
今時、コンデジやミラーレスなどの電子画像モニタリングカメラは
当然なのだが、特殊エフェクトも含め最終的に撮れる写真を見ながら
写真を撮ることができる。
フィルム時代で言えば、焼き込み仕上げ済みモノクロプリントを
ファインダーで見ながらシャッターを切るような夢の様なカメラだ。
現在プロ使用に耐えるカメラは
光学ファインダー(ほとんどの場合、一眼レフというシステム)式カメラだが
残念ながら光学ファインダーで、その見え方は不可能。
デジタルカメラに使う電子パーツ:特にEVF用ディスプレイと
画像処理回路が進歩すれば(多分現状でも可能だと思うが)
以下の様な、自分の好みにカスタマイズした仕上がり画像を
見ながら撮影できるカメラも夢ではない。
オリンパスのアートフィルターのような
かなり高度なカメラ内部画像処理アルゴリズムを
キャノンのピクチャースタイルエディターのように
ユーザーが画像処理具合を編集できるソフトで
さらに自分好みに編集し
液晶モニターを含む電子ビューファインダで
その仕上がりをシミュレートした画像を見ながら撮影する。
さらに、光学ファインダーには論理的にないファインダー像のタイムラグと
一眼レフでも解決できない機械的・生理的シャッタータイムラグを
「過去写」的な方法で解決できる可能性もある。
ファインダー画像処理に伴うファインダー像の現実からの遅れと
ファインダー像を見てからシャッターを押すまでの生理的反応遅れと
シャッターを押してからシャッターが開くまでの機械的遅れを
常時(シャッター半押し時)画像バッファリングすることで
「過去写」的にキャンセルする。
具体的には、記録用画像データと表示用画像データを分離し
表示用画像データはユーザーが設定した画像処理して表示
記録用画像データは1/10~5/10秒程度(タイムラグ相当分)を
常に60fpsほどでバッファリングし
(1/60より低速シャッターの場合はそれに応じたフレームレートで)
シャッターリリースと同時に
総タイムラグ分(調整可能が望ましい)遡って
バッファリングされているシャッターを押す前の画像を保存する。
バッファなどに余裕があれば、
さらに前後数フレームを保存できるオプションも有りうる。
・・・というようなカメラシステム。
どこのメーカーも似たようなことは考えているんだろうけど
もしかしたら、CMOSの場合グローバルシャッターが必須かもしれない。
そうなると、もすこし時間が要りそうだね。

追記:上記と同様な「過去写」はスマホで出来るものもあるようだが
僕がプロ仕様として想定しているのはRAW保存が必須。

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