2014年9月26日金曜日

福島からFacebookに書いたこと

21日から昨日まで、福島でした。


明日、飯舘村には入りますが
フクイチの事故?事件?だとか、原発問題にかかわらず
昆虫に対する放射線の影響を研究されている先生
仮設住宅に今なおくらす避難者の皆さんに
ボランティアで東洋医学的治療を指導するために
名古屋からいらした鍼灸の神野先生
生物学的環境の専門家、ジャーナリスト。
福島の仮設住宅に暮らしながら主に農産物の放射線量モニタリングをされている
自称農民見習い の伊藤さん
多くの専門家を束ね、コンダクター役をしている東欧経済研究の家田先生
こういうキャラクタと集えたことが稀有な体験で
楽しいと言っていいのかどうか迷いますが
興味深い体験をしています。
2週間前に神戸で、旧友とも言える
今は視覚?知覚現象学の専門家、馬場くんと会えたことも含めて
不思議な9月を楽しんでいます。
ただし、明後日は放射線量の高そうな
飯舘村の山林には入り茸採りを予定してますので
そこは楽しめるのかどうか?、、、ですね。
もちろん、取ったキノコは食べられない筈です。



ここから下の写真は、ホテルの中だったり、味噌仕込み小屋の壁の割れ目から漏れた光の光景だったり


今日の収穫、僕は隙間の写真(上のような写真かな?)が好きだとわかったこと、
分かってはいたが、言語化可視化出来たこと。
つまりどこを撮りたい?何を撮りたい?と聞かれても
別になく、
ミッションとして、なにかイベントを撮りに行きながら
道すがらで見つけた隙間を撮ることに興味があるということに
明示的に気づいたことが最大に収穫だった、
旅行でも同じ、
僕はいわゆる観光地にいきたい気持ちはほとんどなく
家人が行きたいという観光地や美術館で
隙間を見つけること、道すがらにある隙間で
写真を撮ること、それが気配の写真を撮ることだと
今更ながら気づかされた、、



 上3枚、松川第一仮設住宅での隙間スナップ
↑ 別チームのカメラマンと並んだ僕達の影
明日、朝5時集合、飯舘村の朝を撮りに行く計画だったが
雨だったら、
最近「途中停車禁止」という条件付きで
開通した国道6号線をドライブして
あの「フクイチ」を見に行こうと
今、親分に電話した。
明日は多分雨だ。
かなり興味深く、結構なアドヴェンチャーになりそうだ。

僕は左翼か右翼かと問われれば
自称「左」と答えていた
コレに微妙な違和感を感じていたが
昨夜のようにトツゼン言葉になって理解。
僕は反権力、反権威である、、、と。
現政権が右だから今は左に立つ、
時の政権が左ならば、右に立とう。
生産的な選択じゃないかも知れない
でもそいう天の邪鬼だから仕方ない。
威張ってる側、偉そうにしてる側が嫌いだ。

今朝5時集合で、車のみ停車禁止で通行できるようになった国道6号線を
南相馬から「フクイチ」近辺まで南下ドライブした。
そこで気づいたことがある。
自分はなんて優柔不断な人間なんだろうと自己嫌悪にもなりそうだが
同乗の北大教授に6号線では運転を頼み
僕は車窓ごしにカメラを構えていた。
結果は微妙ながらとても楽しい撮影をさせてもらった。
その後、飯舘村の朝の風景を撮れればいいなっと
飯舘村を通過するルートで福島に向かった。
運転は僕に変わり、早朝の田舎道をすっ飛ばしていく僕に
教授は写真撮らなくていいの?と気遣ってくれる。
なんか、飯館の除染風景に慣れちゃって
仕事なら撮っておくかっという風景もあったけど
「感じない」んだな、これが。
なんか、助手席や後部座席に乗って
車窓の風景を撮るのは、ココを撮るぞっと構えるより
僕には楽しいということを発見した。





 山の向こうから頭をのぞかせているのが、「フクイチ」の煙突やクレーンだ。
そしてこの辺りで車内の放射線量は、5.35マイクロシーベルト毎時を示しているが
計測した最大値は9マイクロシーベルト毎時を超えていた。
名古屋市内のざっと100倍!

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