好きだな、このなんでもない風景写真。
そして上田義彦がかつて書いていた言葉
「言語化できないことを表現できる写真の魅力」が載っているSIGMAの情報誌SEIN_05は今も机の横に座右の銘じゃないケド置いてあるよ!
**********************************
上田義彦 写真展
「風景の記憶」
会期:2019年9月27日(金)~10月30日(水)
時間:10:00~18:00(最終日は14:00まで)
休館:日曜日
(注)会期中の祝日、10月14日(月)22日(火)は開館しています
この度、エプサイトギャラリーでは、写真家・上田義彦氏による写真展『風景の記憶』を開催します。広告写真の第一線で活躍しながら、写真作家としても国内外で高い評価を得る上田義彦氏。これまでに人物、花、家族、森、標本など幅広い被写体で数多くの作品を発表してきましたが、本展では「風景」をテーマとして取り上げます。
展示に先駆け、上田氏の展覧会序文をご紹介いたします。<展覧会序文>旅をして写真を撮る。車で移動中。列車の窓から。見知らぬ土地でふと立ち止まり、
思わずカメラを取りシャッターを夢中で切る。
カメラを下ろしその風景をじっと眺めていると、きまって懐かしいという感覚が僕の中に生まれてくるのを不思議に思う。
それは、「かつて見たことがある」、「かつて出会ったことがある」ということではない。初めて見る風景なのに、懐かしいという感覚。それは自分の記憶ではなく、いってみれば風景の記憶、場の記憶なのだと思う。
その場所が永い時間ずっと持ち続けていたもの、それを感じ思わず写真を撮らされているのだろう。この感覚は、写真そのものがもつ特殊な力と良く呼応するように思う。
記憶を記録する。だから僕たちは思わず風景にカメラを向けるのだろう。
被写体となった場所と真摯に対峙し、その場がまとう目に見えない気配を写し撮った上田氏の作品世界を、サイズやメディアなどエプサイトならではの表現で体感いただけます。上田氏とエプサイトが創り上げる新しい「風景の記憶」にご期待ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿