2009年7月18日土曜日

夢レコ:コンセプチュアルなショートムーヴィーの作り方

今朝の夢の中で、盲目のオジさんが作っていたムーヴィーの作り方だ。
いつもの夢レコでは、夢の内容自体を
憶えている範囲でレコーディング=書くのだが
今回は、そのオジさんがやっていたコンセプチュアルな映画作りの方法を
僕なりの解釈を加えて、書くことにする。
その人がどんなコメラを使っていたのかは定かではない。
これは一例だ
外が見える大きめの窓に、
毎日届く新聞紙の、ある決めた面(たとえば第一面と最後面)を
見開きにして貼り付ける、、、朝刊と夕刊それぞれが面白いだろう。
その際、何箇所か毎日決めたところ(たとえば社説とか、トップニュースとか)を
スクラップする要領で切り抜いて、残った穴開きの全面を窓に貼り付ける。
切り抜く数は、複数でも一箇所でもよいが
その切り抜く場所の決め方が、ひとつのコンセプトに成る。
カメラは定点観測の要領で、数日間か数ヶ月間固定できる場所を確保する必要がある。
レンズは、焦点深度の深い広角が望ましく、絞りは絞り気味。
ちなみに夢の中では、35mmフィルムカメラだと思われるカメラに20mm広角レンズを使っていた。
つまり新聞記事と、穴の開いた部分を通して見える風景両方にピントを合わせたい。
完全に両方ピントが来るのは不可能なので新聞紙優先、、、記事が読めることが優先。
その状態で、定期的に写真を撮るのだが
その時間間隔と枚数は、考えどころになる。
映画の場合、24コマで1秒になるので
オーディエンスに新聞のせめて見出しを読める時間は与えておきたい。
コマ撮りに時間間隔は、コンセプチュアルには等間隔だが
たとえば窓の外を猫や人が通ったとすると、その時だけは秒数コマと言う連写で
動き物の様子を残したいとも思う。
(夢の中では猫が窓の外を通り過ぎる様が面白かった)
等間隔の場合、一日の明るさの変化や雲の動きが
ハイスピードで送られることになる。
たとえば、毎秒1枚=コマ撮ると、1時間で60コマ=2秒半
朝刊で朝7時から夕方5時の夕刊配達時まで、10時間とすると
25秒程度になる、それを何日続けるか?
一ヶ月で約12、3分になる。

ティップスとしては、外が明るい場合
新聞が透けてしまうので、屋内には照明が必要になる。
ほとんどの時間必要と思っていい。
しかし、新聞面の明るさがいつも一定では、
室内側の時間経過による明るさの変化が感じられないのでその調整は微妙。
コンセプチュアルにする場合、あまり見やすさを考慮しない方が良いので
カメラのストロボ連動絞り優先自動露出かな?

このムーヴィーの意味するところは
引篭り的静かな生活である。
新聞の伝える社会の出来事と、その欠けた(穴)部分から見える外界の変化。
新聞の伝える情報を面白く見やすく見せるためには
一面トップ部分は、残した方が面白そう。
では、どこを切り抜くか?、、、天声人語のようなコラムとか?
そこは、作者の考え方のキモになるので
作りたい人が考えればいい。
製作の落としこみ方は、いろいろあるので
詳しくは書かない、書けない。
ハーフサイズのフィルムカメラでコマ撮りし、
そのまま35mm映写機にかかるものかどうかもわからないし
デジタル画像を動画ソフトに取り込む方法が今は一般的だろうが
そのやり方を僕は知らない、出来ることは確かだし
そう難しいことでもないとは思う。

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