2009年10月5日月曜日

夢レコ:ヴェネツィア

夢でヴェネツィアに行った。
同行したのは、女房はもちろんだがN氏も、他にも何人か。
旅行日程の何日目か、多分半分ぐらい過ぎていた頃。
なにか忘れたのか?用事があったのか?早く出なければならず、
女房をホテルに残してN氏と外出。
N氏とは当然だが日本語で会話、
N氏はこちらの方向が???だと言い
ボクは「違うんじゃない?」と言う。
N氏は「ココがサンピエトロ寺院じゃない?」と言い
ボクは「サンピエトロ寺院はローマじゃない?」と言う。
泊まっているのとは別のホテルのロビーで、
朝から缶ビールを飲んでいると
N氏が板チョコレートの形をしたアイスを買ってきてくれ、
僕は代金らしき物を払い、ひとかけらふたかけら口にいれた。
N氏用に買っておいた缶ビールと、そのチョコアイスを重ねてN氏に渡した。
季節は冬、凍えるほどではなく、冷たい小雨混じりの日。
小さな広場?突き当りの壁には上手な落書きイラストが描かれているのだが
よく見ているとそれが動く。
僕は不思議に思い、トイデジをポケットから出しスナップする
「本気カメラ」をホテルに取りに帰らなければと、気づく。
N氏に「落書きが動く」と言うと、
N氏は「壁のように見えるがもしかしたら、ガラスかもしれない、気をつけた方がいい」と言い
ボクはその壁に背中を強く当て、摩擦を利用してにじり上がって壁の反対側を見ると
反対側の高いところにプロジェクターのような物があって、壁にイラストを投影していた。
そこでN氏と別れて別の道で「どこか」に向かった。
ヴェネツィアの道はわかりにくいけれど(細くて見通しが効かず迷路のよう)、
夢の中では「こうだろう」と思って進んでも、見知った景色がでてこない。
(夢の中の景色に、ヴェネツィアで見た景色はひとつもなかった)
先ほどの小さな広場から、寺院の扉のようなところを抜けて行ってもまた海岸。
しかも海が荒れている、何度も戻りつつ、多分ホテルを目指しているボク。
運河の水が高くなって、運河沿い道を洗い始めている。
すれ違うイタリア人に「アックアアルタ?」と聞いたが「これはちがう」と言われた。
運河沿いの道から一本入ると、もう水はなかった。
ボクは幸いゴム長靴をはいていたので、
ズボンの裾を折り返し、長いコートをたくし上げて縛り、あまり濡れずにすんでいる。
ボクはホテルに「本気カメラ」を取りに戻ろうとしていたのだと思う。
少しイタリア語で話しかけることが出来、本気カメラで撮るべきだと気づいたこと、
そこに気づいたのが、まだ旅程を半分残している時でよかったと思った。
(今年のベネツィアでは出発当日の早朝になってやっと、撮りたい物に出会った反省があるのかもしれない)
途中のショッピングセンターの一角のような?やはり小さな広場?で
(ヴェネツィアでショッピングセンターは見たことがない、存在しないはず)
ショーのような物をやっている。
黄色いボディスーツのような物を来た5人ほどが踊っている、群舞といえる揃った動き。
黄色い猫のような、小さな耳のついたキャップ(スイムキャップのようにピッタリ)を被っている、
PAから流れるアナウンスでは、「???になる前のCats」、
(尻尾がはえる前のと言っていたような気もする)
Catsの原型:オリジナルだと説明している。
そこも抜けて歩くと、通りに沿った屋台のような店が続く市場?のようなところに出た。
客が何人か、立つでも座るでもなく
屋台のカウンターようになったところに肘を突いて、店のオニーチャンと談笑している。
少し立ち止まって見ると、魚介類を同じ種類や違った種類をアソートしたように
小さくまとめて盛ってあったり、ガラス瓶のような器に盛ってあったり、
多分バールの一種。
(リアルト市場の屋台にも似ているが、違っているのは通りの片側にだけ屋台が並び、しかも通りはカーブしている、昔仕事がらみで見たスークの写真に似ている、その仕事とはなんか行き違いがあって、結局ボクはやっていないイル・バザールという多国籍居酒屋のメインイメージ、しかし夢の中の冷たい霧雨は94年に行ったスリランカのウバ茶を売っている高原地帯の道端の雰囲気にも似ている)
その中に、シラスに似たひと盛りを見つけた。
せっかく憶えたイタリア語を全然使っていない事に気づき
恐る恐る「スクーズィ、それを下さい」と言うと、
店のオニーチャンは「コレは売れない、コレは調味料なんだ」という意味だと思う仕草をする。
彼の仕草は、ボクの指差したガラス瓶のような器の中にある物を削ったり、絞ったりする仕草。憶えている限りでは、削ったのはターメリックのかけら、絞ったのは小さなライム。
そのうち、彼=店のオニーチャンは片言の日本語混じりで説明を始めた。
彼が昔「山ちゃん」にそのレシピを教えたドレッシングのような物らしい。
「山ちゃん」はその味が評判になり、今のように大きくなったのだと
古い雑誌の切抜きを取り出して、見せながら説明してくれ
回りの客も「そうだ、そうだ」と言う感じで話す、
回りの客はドイツ人のように見え、英語で話していた気がする。
ココで目覚めて、
なんとイタリア語が喋れないんだろうと、
夢と現実が混じりあった反省の気分に見舞われ、
レコしなくてはと、まだ起きるには1時間早かったが寝床から出た。

0 件のコメント: