大きなビル丸ごとどこかの会社の社員寮になっていた。
その会社は電機メーカー。
多分、職場もそのビルの中にあり、そのビルには、病院・学校・食堂もあり
そのビルから出る必要はない。
と言うより、そのビルからは出られないようになっている、、、囚われ人。
寝る部屋は病院の大部屋をもっと大きくした部屋になっていた。
家族は家族で、テントのような囲いでひとまとまりになっている。
11階だかには、大劇場がある、、、この劇場、前にも夢で見たことがある。
僕達とは別のどこだかわからない階に、外人(多くはフランス人)のエリアがあり
時々大劇場で催される出し物にはそのフランス人が踊ったりしている。
そのフランス人に仕える日本人の特別職(たとえば髪結い)は
外部から呼ばれて来るようで、
「そこに囚われるのではないか?」と怯えてやって来るという話を
明るい外光が取り入れられている丸っこいエレベータの中で、
髪結いさんから聞いた。
囚われると言っても、フランス人のマダムに気にいられて、、、と言う具合らしいので
どちらがいいのやら微妙な話だ。
寝付かれない晩、先ほどとは別のエレベータに乗ると
本来行けないはずの大劇場の階にエレベータが停まった。
一緒に乗っていた太ったエライさん風の人は「間違えた」と言い別の階に行こうとするが
ボクは転がり落ちるようにして、その階で降りた。
その晩は何がある予定でもないのに、劇場は人でにぎわっている。
どうやら、「ダシモノ」の練習をしているようだ。
フランス人の踊り子の一団、、、イメージはパリオペラ座バレエ団と
付属バレエ学校の子供達。
小さな子供達は動物園の鹿などいる囲いのような場所で練習をしている。
一人だけ個室のようになったところに残されている問題児。
劇場の回りは、百貨店のようになっていて
年頃(14、15歳ぐらい)の少女達がウロウロしている。
日本のキモノのようなかっこうしてみたりしていたが、裾が広がって妙だった。
それを売り子のような人に指摘すると、「これはキモノではないので、これでよい」と
怖い顔で叱られた。
同じような年頃の少女は売り場の隅で、売り物のブラに着替えている。
中学の同級生が、バレエ学校でピアニストをしていて
彼女の写真で見たことのあるオペラ座バレエ学校の校長(綺麗な中年女性)もいる。
もちろん中学の同級生は日本人だが、こちらの外人の階にいる。
ちょっと話した時「予定通りに進んでないので、忙しくてしょうがない」と
また練習の方に行ってしまった。
校長は吹き抜け階段になった一方の手摺に半分隠れるようにずっと停まっている。
僕も横に並ぶ、もう一人別の人も校長を挟んでボクの反対側にピタリと寄り添う。
僕達3人の目線の向こうは、吹き抜け階段の反対側で
そこには、狭いスペースとドアがあった。
見ていると、着ぐるみのような物をまとった太ったフランス人女性が二人。
と思いきや、着ぐるみを脱ぐと一人は男性、二人は絡み合いながらキスをしている。
艶聞だが、全然美しくない、醜聞である。
校長は携帯電話のカメラで連写、してやったりの様子。
何だか、そういう醜聞艶聞が渦巻いている。
自分のベッドがある部屋に戻ると、また大騒ぎ。
廊下で、誰かが飲みすぎて倒れているという。
倒れていたのは「社員さん」で、僕達囚われの身とは違う身分の人らしい。
米軍の死体搬送袋のような物に包まれて運ばれていったその人は、死んだらしい。
働き者の若もの、が彼の吐寫物は汚れた床を掃除している、
僕も何かしないとイケないかな?っと、自分達の部屋の入り口の床を掃除した。
その死亡事故に関連して、集められた僕達は
みなも知っているだろうが、先日ビル内であった集団自殺?殺害?事件、、、などと
聞かされる、、、そういえば、何人かが急に消えたことがあったと
夢の中のボクは想像した。
その部屋のさらに予備室のようなところでは、新しく買ったAVシステムのリモコンが
前からあった機械に使えないと、僕に愚痴をこぼす「オジサン」
そのオジサン、昔仕事をしていたアパレル通販の元部長Sさん。
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本当の家族ではないが、家族のような年齢構成で集められたグループに
僕は入って、子供達役の小学生ぐらいの子に夕飯の買い物をしてくるように
指示する、これは教育の一環。
松坂屋ストアでの肉の選び方・買い方を指南していたら、
女房に変なことを教えるのではないと叱られた。
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