高校時代だったと思うが高橋先生という英語文法の先生がいた。
小柄=チビで、牛乳ビンの底のようなメガネ、
教科書を棒読みするだけのような授業をする、うだつの上がらぬ教師。
多分50歳代の年配だったと思う、
夢の中で、高校時代の風景とはまったく違う授業風景だったが
その先生の相変わらず「やる気無し」のつまらぬ授業を受けていた。
試験用紙が配られたのだが、ボクはこの先生の試験は受けないと
拒否宣言をし、席を立った。
担任だったか、仲のよい生徒だったかが
トイレまで付いてきて、思いなおすように説得してくれたが
むしろ僕は、「高橋先生をつるし上げてやる」ぐらいの勢いで拒否。
トイレにやってきた高橋先生の首根っこをつかみ、まさにつるし上げた。
そうしたら、高橋先生嬉しそうに、最近結婚したんだっと言う。
先生の年齢から言って、相手はかなり年下だと想像出来るが
9歳年下の幼稚園の先生だと、これまた嬉しそうに言う。
その表情が可愛い。
彼女が持たせてくれたと、シュークリームのようなケーキを振舞ってくれた。
箱の中に多分3つぐらい入っていたらしいのだが、
既に誰かが手を付けた後だが、いかにも僕が食べる分という風情で
ひとつの半分残っている。
それでもずいぶん大きいので、「これ食べてもいいの?」っと聞くと
好きなだけ食べればいいとの答え、
そのお菓子を包んであった紙が外国の物のようだったので
新婚旅行?と聞くと、「ドコへ行ったと思う?」と嬉しそうに返され
ボクはイングランドかアイルランドか迷っていると、見透かされ
「何処のランドだ?」と突っ込んでくる。
イングランドと答えると、「違う、アイルランド」と言った。
何だか、高橋先生をだんだん好きになってきた。
本当に不思議なのは、高校時代にその先生とは関わりもほとんどなく
好きではなかったが、試験を拒否したりつるし上げたりするほど嫌いだったわけでもなく、
卒業後も思い出すことなどなかった先生だった。
その高橋先生が、突然夢に現れたことが不思議だ。
関連するかどうかわからぬが、高校時代の同級生Ot君と
ボクはウォーキング、彼はランニングを一緒にした。
場所は振甫町裏手から日泰寺に登っていく辺りの道。
ボクは歩き、彼はジョギングなので速度差が当然あり
その差を埋めるために、彼は道幅をイッパイに使いジグザクに走っていた。
歩きながら、高橋先生の話をしたように思う。
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