2009年9月20日日曜日

TSE17mmの印象

まだ、ほんの3日間、しかもチョロスナ(ップ)レベルでの印象だが、このレンズはまさに14mmのトリミングレンズ(僕の造語)、または正対レンズ(これも造語)という感じ。造語の意味するところは、14mmを使って、特に人工物:建造物を含んだ光景を写していると、いわゆる歪が気になってレンズを水平に構えたくなるのだが、そうすると「いらん部分」が画面に入りすぎる。もちろん、歪んでもいいから「いらん部分」を避けてフレーミングすることも普通はアリなのだが、撮影時に歪ませず(正対)+思い通りの構図(トリミング)で撮影出来るレンズという感じ。それこそがアオリレンズの特徴なのだが、、、そして感覚的には14mmレンズをつけて世界を見る感じだ、、、一説によると(僕自身の計算ではないが)、その包括角度(レンズの写せる範囲)、35mmフォーマットに換算すると10.5mm相当だという、つまり10.5mm超広角レンズを常にトリミングしながら使うレンズだというわけだ。さらに解像感に不満無し、たる型歪曲も気にならないレベル。気になるのは、飛び出た前玉(取り扱い上)とそれに伴い偏光フィルターが使えない事。フードも使えないのだが、さすがにキャノンご自慢の新コーティングのおかげか?逆光時のフレアーもこの画角、レンズ形状を考えれば立派。太陽を画角縁に拾うと、ハレーションは出るが修正しやすい形状と大きさだと思う、勿論ないに越したことはないし、防げるフードがあればいいのだが、当面唯一無二のレンズなので仕方ないだろう。「お値段」も数字的には気にいらぬのだが、唯一無二のスペックと仕上がりを考えると、ある意味「バーゲン・プライス」だと思う、、、建築写真を仕事で撮る人ならばmust haveだろう。ま、世界中のそういう人が注文しているだろうから、注文しても3ヶ月待ちだというの「なるほど」なのだ。
以下に詳細なレヴュー有り(リンク先は新しいウィンドウかタブで開いてください)
http://www.the-digital-picture.com/Reviews/Canon-TS-E-17mm-f-4-L-Tilt-Shift-Lens-Review.aspx

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