2009年12月27日日曜日

地方政府の仕事2件、使いたい機能。

日曜日にはなるべく仕事をするようにしている。
女房が仕事だからだ。
今日は、地方政府の環境関連の風景写真をレタッチ。
(10月に標高差300mを登ったりした仕事だ)
何枚かの写真で、空を暗く(青空を濃く、雲の質感を出す)し
地上の風景は明るくする合成をする。
ま、手動HDRのようなものだ。
具体的には、撮影時に明るさを変えた2枚の写真を撮ることもあるが
多くの場合、1枚のRAWデータから明るさを変えた2枚を現像(tifに書き出し)
明暗合成をする。

先週は、やはり地方政府の芸術文化系のお仕事で
舞台撮影をしたのだが
「本番公演」を撮影をするには、現在使っているデジイチの音ではうるさく
いわゆるゲネプロ(本番さながらのリハーサル)が撮影の本番となり
「本番公演」を撮影出来る機会は少ない。
地方政府の文化芸術系学芸員さん曰く「無音カメラはないの?」
その場ではとりあえず「Hさんが使っていたライカのこと?」と答え
現状の現実的な選択肢の中では「無音のカメラはない」と答えておいた。
、、、が、いくつかの制約を「ヨシ」とすれば
「カシオの高速撮影デジカメでも撮れないことはない」っと気づく。
、、、が、高感度特性や非交換式のレンズ性能が「問題」。
A5程度の印刷を条件にすれば
最新デジイチ(具体的にはEOS5D-Mk2)の動画撮影機能を使って
動画からハイヴィジョン200万画素の静止画を切り出すという方法があった。
その方法ならば、ISO6400程度まで使える高感度撮影ができ
現有の明るい望遠レンズもそのまま使える、ただしマニュアルフォーカス。
まずゲネプロで、1000万画素以上の高解像度・近距離&低めのカメラ位置から
作画本位の写真を撮っておいて、
本番公演では、作業用キャットウォークから
高めのアングルで、望遠または全景を無音で「保険」動画撮影しておくという手もある。
動画からの静止画切り出しでは他にもメリットが有る。
「ここいらが良さそう」と思った数秒間以上を動画撮影しておき
「決定的瞬間」を、秒あたり30コマ連射の中から
後でゆっくり、選ぶことも可能になる。
動画切り出しとは別に、静止画の無音撮影も、そぉ遠くない時期に
全画素同時読み出し(?)CMOSで
機械シャッター不使用での撮影が可能になると予想する。
早ければ来春のパナソニックm4/3だが
ボクの使いたい諸条件を満たすシステムはやはりEOSのフルサイズフォーマット。
(小さなコンパクトデジカメで無音撮影が可能なことは承知しているが、高感度画質とレンズ性能、操作レスポンスなどが、舞台撮影の仕事で使えないのは衆知)

ま、二つとも必要から期待される「道具」
5DMk2については、予算と電池問題などをクリアできれば
すぐにでも使えるシステムではある。
今後発表されるデジイチはほぼすべて動画機能があるはずなので
200万画素を納得できれば、無音カメラも現実になっている。

2 件のコメント:

yasui さんのコメント...

カメラメーカーのアクセサリーで消音ケースが販売されているが、
高音域の耳障りな帯域が少し大人しくなるていど、そしてカメラ
の操作性は悪くなる。
立木義浩がムービー同録現場で木製の無音ケースを使ったらしいが、
おそらく一発必中の撮影だったことが想像できる。
舞台の場合ではオーディエンスの耳は前を向いていて後方か
らのシャッター音はあまり気にならないはずだと思うのだが、、、

nambu さんのコメント...

消音カバーやケース、
ライカのようなレンジファインダー機を
従来的なアプローチとし
デジタルカメラの無音撮影や
デジイチ動画からの静止画切り出しを
新しいアプローチとして捉えています。
新しいテクノロジーを活用した
新しい方法に期待したいと思っています。
D1相当の画素数で、ISO6400
開放F2の望遠撮影はそれなりに価値がありませんか?
とはいえ、ボクは5DⅡを持っているわけではありません。
正月休みに友人の5DⅡで実験してみたいと思ってますが、、、