2009年3月25日水曜日

若者


↑、舞台前で、這いずりながら撮影していたら
こんな写真が「撮れて」いた。
昨日の撮影は、コンテンポラリーダンスのゲネプロ撮影。
本番は、今日と明日だが、明日撮影するつもりだ。
だが、カメラマンにとっての本番はゲネプロ。
というのは、ほんとの本番=公演では
撮影場所や、シャッターを切る時間が制約されたりする。
それに引きかえゲネプロというのは、
フォトコールと呼ばれることもある=本番さながらのリハーサル。
そして撮影は、ほぼ無制限に場所も時間も許される。
場合によっては、
撮影のために、再現やストップしてもらうことさえあるし、、、
先月あった撮影=ゲネプロには、
芸大を卒業した写真を目指す女の子を連れて行き
昨日は、いつも助手として派遣されて来る若者を誘った。
どちらの時も、助手は不要な撮影なので
(通常、女房が第2カメラとして撮影する、、、彼女の楽しみでもあり、実際使える写真を撮る)
彼らにも好きなように撮影させてあげようと思ったのだが
芸大卒の子は、デジイチを持っておらず
僕のカメラを貸しても、使い慣れていないという問題があった。
昨日は、彼の派遣をお願いしているスタジオに
事情を話し、必要なカメラとレンズも貸していただき
撮影に臨んだのだった。
彼らの撮る写真を仕事に使おうと期待はしていないが
「失敗してもよいから、とにかく・ガンガン・カッコイイと思う写真を撮れ」と指示
僕は、クライアントの望む写真を撮れる位置から撮る。
今回は、舞台正面すぐ近くから広角メインで僕は撮り
助手君は、少しはなれた下手からズームで撮った。
僕が撮りそこねた瞬間や、アングルが
意外と、良かったりすることもある。
ま、僕としては
こういう現場を体験し、刺激になればと思ってのことだ。
幸いクライアントである主催者も
そういう若者育成に理解があるので、事情を話して快諾していただいている。
暗めの舞台で、速い動きの多いコンテンポラリーダンスは
機材と、撮影スキルにとって限界付近での撮影になり
どちらも、その性能がよくわかる仕事でもある。


3年ほど前に
絶交状態に陥った=すでに若者とは呼べないカメラマンのサイトを
久しぶりにのぞいた。
感想?、、、微妙。
確かに「それらしく、上手く」なっていた、
はてさて、そんな事を書いている僕には
何かアドバンテージがあるのだろうか?と自問。

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